ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
ふぅ…とりあえず、よかった。





と、一安心しているのも束の間。





「ご褒美楽しみにしてるね」





えっ?





そう言って、チュッと私の頬にキスをし、そのまま下駄箱を立ち去ったのだった。





突然のことにぽかーんとしていると、私より先に、周りにいた女の子たちの悲鳴によって、やっと我に返ったのだった。





「…ご、誤解ですからっ!やましいことじゃないので…!」





周りにいた人たちに向けそう言うと、私も逃げるようにこの場を立ち去ったのだった。





蓮の…アホ~~!!





せっかく収まっていた鼓動は、蓮によってまたしてもドキドキとさせられ、顔は赤く染めあがっていた。
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