ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「僕がいるから大丈夫だよ。だから見ようよ」


「もうっ…嫌だって言ってるのに…」





最後には蓮のしぶとさに負け、観ることになってしまった。





「楽しみだな~」





蓮はご機嫌な様子で鼻歌を歌いながら、DVDをセットしていた。




もう!絶対このことは根に持ってやる!





私たちはベットに背を預けるようにして、二人並んでテレビを見た。





「ねぇ…本当に本当に怖くない?」





私は身を縮こまらせながら、隣に座る蓮に聞いた。





今から心臓のドキドキが止まらないんだけど…

私、生きて帰ってこれるかな…





そんな私をみて、蓮は楽しそうな笑みを浮かべ言った。
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