ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
それでも最後はどちらかが謝って、必ず仲直りをした。





喧嘩するほど仲がいいって、本当に私たちのためにあるような言葉だもんね。





「もうしないから、許してください」





「…本当に?」





「うん!絶対しません」





チラっと後ろを見ると、蓮が両手を胸の前に合わせ、頭を下げていた。





そんな姿が何故か可愛く見えてしまって、いつの間にか口元が緩んでいた。





「じゃあ、今回は許してあげる」





そう言って笑うと、蓮はパッと顔を上げ、私と視線があった。





「なっちゃんって優しいね」
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