ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
一通り見学が終わり、私たちは中庭で休憩をしていた。





「どうだった?何かいいとこあった?」


「うーん、今のところこれといって…かな」





そう言って私は苦笑いを浮かべた。





どの部活も楽しそうだったけど。


でも、いざ入るってなると、ちょっとね。





「和葉ちゃんは?」


「うーん、私はやっぱ吹奏楽かな。中学の頃もやってたし、それにかっこいい先輩もいたし」





そう言って嬉しそうにピースサインをしていた。





「これからどうする?私はもう吹奏楽で決めたからこれ以上は見学はいいかな」


「私はせっかくだし、もう少し他の部活みてくよ」


「そっか。じゃあ、また明日ね!」





和葉ちゃんと別れると、私は手元にあった部活動一覧書に目を通した。





一通り見ちゃったけどな~…どうしよっかな。





そんなことを考えながら、目を通していると、ある部活の名前で目が止まった。
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