ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「そういえばなっちゃん」





「ん?」





「その制服、似合ってるよ」





「えっ」





突然のことに驚きの声が漏れてしまっていた。





蓮はそんな私などお構いなしに、違う方を向いていた。





そういえば中学の入学式の時にも同じこと言われたっけ。


…ちょっと嬉しいかも。





「蓮っありがとね。蓮も制服似合ってるよ?」





零れる笑みを浮かべながら、隣を歩く蓮を見上げた。





「いえいえ」
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