ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
そう言って和葉ちゃんは羨ましそうな声をあげていた。





「いやいや…私なんか無理だよ」





それに、そんな有名な人って聞いちゃったら、余計モデルなんて出来ないよっ





私じゃ、先輩の迷惑になっちゃうだろうし。





「でもいいの?せっかく渉先輩と仲良くなれるチャンスなのに」





「そうだけど…」





確かに先輩とは仲良くなりたいし、もっと近づけたらとは思うけど…





恋愛経験0の私にとっては、ハードルが高すぎるよっ!


遠くから見てるくらいが充分だよ。





「まっ、とりあえずもう一回会ってみるしかないね」





そう言って和葉ちゃんに強く肩を掴まれた。
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