ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
大丈夫、言える。


落ち着いて、私。





そしてようやく落ち着きを取り戻し、私は先輩のほうをみた。





「あの、モデルの件なんですが…ごめんなさいっ。やっぱり私引き受けることできません!」





そう言って私は深々と頭を下げた。





せっかく誘ってもらったのは嬉しかったけど…


本当に、ごめんなさいっ





先輩は今どんな顔をしているのだろう。





怖くて頭を上げることが出来なかった。





「なずなちゃん、頭あげてっ!俺、別に怒ってないから!」





そう言って先輩は少し焦った様子をみせていた。





「怒ってないんですか…?」
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