ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
恐る恐る顔をあげると、先輩と目が合った。





「もちろんっ、怒ってないよ!」





先輩は優しい笑顔をみせ、私は安堵の息をついた。





「せっかくお誘いをもらったのは嬉しかったんですけど…」





「気にしないで!俺も急だったし。困っちゃうよね」





先輩ってやっぱいい人だなぁ。


モテる理由がよく分かるよ。





「本当にごめんなさい、それじゃ、私はこれで」





そう言ってこの場を立ち去ろうとした。





すると、後ろから腕を掴まれた。





「待って!断ったお詫びってことで、一ついい?」
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