ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
渉先輩と友達…





なんか変な感じ。





でも、断る理由など何一つなかった。





「私でよければ、全然いいですよ!」





むしろ、こんな素敵な人にそう言われて、素直に喜んでいる自分がいた。





「やった!よろしく、なずなちゃん」


「こちらこそっ!よろしくお願いします渉先輩!」





私はにっこりと笑顔を浮かべ、そう言った。





「あ、敬語じゃなくていいよ?それに先輩なんてつけなくていいから」


「じゃあ…渉、くんで」





ちょっと緊張するけど、そのほうがお互い話しやすいよね。





「あ、もうすぐお昼休み終わっちゃうね。教室まで送ってくよ」
< 66 / 241 >

この作品をシェア

pagetop