Demon Of Sorcerer
僕の攻撃で、浪士は気絶したから
腰のベルトの場所に 拘束用の縄を忍ばせてあった縄で浪士の腕を縛った。
そした 今度は別の人の気配を感じた
けど..この浪士とは違い 大きな人物な予感がした
「君、強いんだなっ!!」
後ろから聞こえた声の主は、子犬のような少年と
「でも 見たことない姿ですね。
...あなた、怪しいので 付いてきてくれませんか?」
そして、僕に似たような性格(タイプ)の青年
が 一見 笑っているように見えるけど
目は 鋭く僕を疑っている様子だった。
この少年と青年...さっきの浪士は
夢見の中で出てきた人達だ
百発百中の僕の能力に拍手・・・って呑気になっている場合ではない。
「嫌って言ったら?」
ちょっと挑発を仕掛けてみた
「なら、無理やりでも連れていきます。」
脅しているつもりか、青年は殺気と刀を少しチラつかせていた
別に怖くもないから その脅しは無効化。
この2人は浅葱色の羽織りは
壬生浪士組=新選組を表している
ということは、この後連れて行かれる場所も想像が出来る
面倒くさい事にもなる
そう思ったので、スルーして去ろうと思った。
青年の殺気が増した。
「君に拒否権はありませんよ。」
「だったら、割り入ってでも庇えばよかったのに
それを見学していたのは、貴方達でしょ?」
そう、嫌味のように言った。
世の中は不条理に出来ている
何で悪いことはしてないのに連行されなきゃならないんだ。