Demon Of Sorcerer
気が向かないので、やはり去ろうと足を進めると青年が刀を抜いて 僕に攻撃を仕掛けて来た
彼は確かに早いけど、僕にとっては全然遅い。
青年の攻撃を避けて、刀を持っている腕を蹴った。
その衝撃で、青年が持っていた刀は
掌から落ちた。
青年は勿論、少年も僕の早い対応に驚いていた
「...ほんとに強いですね。
益々、連れて行きたくなります。」
意味わからない、さっさとこの浪士を連れて
去ればいいのに....
折角 僕が手加減してやったのだから。
「しつこいですね、観念して帰ったらどうです?」
「そういう訳にはいきません。」
全く、面倒以外に何者でもない
「わかりました、ついて行く代わりに問答無用で質問に答えてください。」
「それくらいなら...」
本当に この人子犬みたい。
「じゃあ、1つ目...今何年何月ですか?」
「文久3年4月です。」
今、江戸時代の幕末になり
現在は 壬生浪士組ということになる。
「2つ目、君たちの名前は?」
「私は、沖田総司です。」
「僕は、藤堂平助。」
うん、想像通りの人物
教科書より 実物はイケメンだけどね。
「ありがとうございます、約束通りついて行きます。」
ということで、彼ら2人の後をついて行った。