新人をナメめてはイケません![番外編あり]
「まだ、17時だけどさ、このまま貰ってい?」
「え……貰う?なにをですか」
触れ合いを一旦止め、これからのことを聞いてみると案の定そんな答えが返ってくる。
呆れ気味に笑ってから耳に口を引き寄せて、とあることを言ってみると、これまた期待以上の反応が返ってきた。
「んナ!なんで知って……っ!いや、そうじゃなくって!!」
「ふはっ。あーおもしれぇ」
「わ、笑わないでくださいよ!恥ずかしっ」
「かわいいな、ほんと」
頭を撫でると手を掴まれた。
「か、からかわないでっ……陽人!」
……。
…………。
あーあ。やっちゃったな、美紅。
もう決定な?
言ったもんな、『覚悟はいつだってできてますから』ってな?
「じゃ、いただきまーす」
「へ?えっ、きゃっ」
これからもっと可愛がってやるよ。
だから、大人しく貰われとけ。
「美紅」
「ヒッ」
「愛してる」
──END.♡*