新人をナメめてはイケません![番外編あり]




だって。





『これ見たらずっとお前のこと思い出しそ』

とか。



『お前は俺が思っている以上に出来る女だよな~。……バカ面が無ければ完璧なんだけどな』



とか。



あ、少し訂正。


感動してたのは前半の部分。

後のは全てシャットアウトさせた。



もう止まらない止まらない。私のマイナス面が。


これから先こうやって共に行動することないのに、たまったもんじゃない。




グサグサグサグサ突き刺さっていく私のハートはじんわりそれらを受け止め噛み締めてた。





本当はね、思い切り泣いてしまえば転勤すること取りやめてくれたりするんじゃないかなってバカな考えがよぎってたんだよ。




『ありがとな。お前のお陰かもしれない。今が一番楽しいって思えてるの』





そう言って笑っちゃうんだもん。





楽しいって言ってる人がまた新たな一歩を踏み出そうとしてるのに『行かないで』なんて言えない。




だから、私は笑って生意気言って別れたんだ。






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