【短編集】恋の花咲かせてみませんか?
「忘れちゃった?
私が好きだって告白したんだよ?
あんなに勇気を出したの初めてだったんだから。」
「うん…。」
「私がドキドキするのは、あなただけだから。」
2人視線を合わせる。
優しい笑みを浮かべる彼女。
「帰ろっ。」
2人並んで歩き出す。
僕はもう少し、自信を持つことにしよう。
僕の彼女が、僕を好きだって言ってるんだ。
これ以上の励ましの言葉は無いじゃないか。
「僕の彼女。」完