【短編集】恋の花咲かせてみませんか?
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体育祭の全体練習が終わって、教室に戻ると実行委員の子が近寄ってきた。
「学ラン確保出来た?」
……。
夏休み中には確保出来るって私言ったもんなぁ…。
「実はまだ…。」
シュンっと項垂れる。
「そうなんだ!良かった~。」
え?良かった?
思わず首を傾げた。
「あはは。良かったってのはちょっと違うかもだけど。学ラン貸してくれる友達が居たんだけど、私の方がそいつより身長高くて。試着したら寸足らずでさ。私は兄貴の借りるから良かったら友達の学ラン借りてくれないかな?」
確かに実行委員の身長は170cm以上あるけど…。
「良いの?お友達嫌じゃないかな?」
実行委員は笑いながら、
「逆にありがたいから。そいつ私より足が短いのかっていじけちゃったんだよね。」
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体育祭の全体練習が終わって、教室に戻ると実行委員の子が近寄ってきた。
「学ラン確保出来た?」
……。
夏休み中には確保出来るって私言ったもんなぁ…。
「実はまだ…。」
シュンっと項垂れる。
「そうなんだ!良かった~。」
え?良かった?
思わず首を傾げた。
「あはは。良かったってのはちょっと違うかもだけど。学ラン貸してくれる友達が居たんだけど、私の方がそいつより身長高くて。試着したら寸足らずでさ。私は兄貴の借りるから良かったら友達の学ラン借りてくれないかな?」
確かに実行委員の身長は170cm以上あるけど…。
「良いの?お友達嫌じゃないかな?」
実行委員は笑いながら、
「逆にありがたいから。そいつ私より足が短いのかっていじけちゃったんだよね。」