年下なアイツ




『由菜は,受験がかかってますから…。
俺がいなくなるって知ったら…』



…え?



海がいなくなる…?


…どうして?





気がついたら私はリビングに駆け込んで…
大泣きしながら…



『なに…?海…どっかいっちゃうの?』



海は目を合わせようとしてくれなかった。



…本当にどっか行っちゃうんだね?


『…ごめん。由菜…』


『海のバカっ…!
ずっと…ずっとずっとそばにいてよ!』







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