年下なアイツ



『叔父さんは…
もう寝たきりなんだ。
だから…アメリカに引っ越さなきゃ…』



『そんなの…嫌だよっ!』



海と離れたくない。
会えなくなったら…

私はこれからどうすれば…いいの?




『由菜…約束して?』


『…?』



泣きながらただ海の言葉をじっと聞いた。



『俺…由菜の大学生に留学する。
だから,由菜も絶対に合格して?』





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