年下なアイツ




諭はそのことを条件として結婚を許した。



『…黙っててすまなかった。
海に内緒にするように頼まれたんだ。』



『…うん。』



海に謝らなきゃ…。



『…にしてもさ,アイツ…
4年で会社受け継ぐとか…フッ。
よっぽど由菜に会いたかったんだな?』



諭はニヤニヤしながら由菜を見つめた。




『…海の所行ってくる!』



私は部屋を飛び出して海の家にむかった。

…と言っても目の前だし。





しかも…海はもうすでに私を待ち伏せしていた。






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