年下なアイツ



すると海は一瞬,悲しい目をして…


『そっか…』


それだけ言い残し,先に行った。


『ま…まってよ!』


『…これからは,一緒に帰れないな。』


『は?…なんで?』


『お前を送るのは…彼氏の役目だ。』


そんな…。

彼氏って,まだ返事してないし…!


しかも,“お前”って…。



『海なんか…知らないっ!』


私は逆ギレし,海を追い越して先に走っていった。







< 22 / 161 >

この作品をシェア

pagetop