年下なアイツ



『…負け犬はどっちよ!
海がどんな思いをして,
レギュラーに選ばれたとおもってるの?!
涼の100倍は頑張ってたわよ!』


『葉月…。』


『…帰ろう。海。』


私が海と帰ろうとした時だった。


『…ハハハ。2人して…』


『…何がおかしいのよ?』


涼は不気味な笑みを浮かべながら,言葉を続けた。


『…お前,先輩をなぐるとはな…。
上山(顧問)に言ってやるよ…!
そして,レギュラー落ちだ!』







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