年下なアイツ



2人の自主練も終り,海が飲み物を買いに行った時だった。


『アイツ…すごいっすよね?
なんで,中学でバスケやってなかったんすか?』


竹内君にそう聞かれ,納得したけど…


『でも…!海,サッカーだって…
1年の時から,レギュラーだったし。
逆に,高校きて止めるって聞いて…
勿体ないって思ってたの。』




そう。海はいつだって,全てに全力で打ち込んでいた。


誰にも負ないように…努力し続けていた。



…私,今頃気付いちゃったよ?





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