年下なアイツ



店をでて,私は海に香水を渡した。



『これね…海が買ってくれた香水と
ペアのヤツなんだけどね?
私の香水と海の香水がまざると,
違った香りがするんだって…!』


『…サンキュ。つけて見るか?』


『うん…!』


海の香水は優しくて,安心感のある香りだった。



私と海はそれぞれ香水をつける。

そして,ほんのり香る…。



ところが,海はとつぜん私に抱き付いてきた。


『…本当だ。良いにおいだ。』


私と海の匂いがまざり,違った香りがする。


『…本当だね//』





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