年下なアイツ



『…アイツら,ゆるせねぇ!!』


竹内君がそう言って相手チームに向かおうとした時,私は竹内君を止めた。



『だめだよ。今ここで問題おこしたら…
2人とも出場停止になっちゃう…!』


『…でも,アイツら!!』


『学…!落ち着けよ!
アイツらがズルしてたって,
俺たちは負ねぇ。
正々堂々と最後まで行くぞ。』


海はそう言ってベンチから立ち上がった。


『海…だめだよっ!そんなケガして…。』




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