年下なアイツ



海は,反則に負けることなく

竹内君と怪我人とは思えないプレーをし

見事な圧勝を見せてくれた。


『…海。すごいよっ…』



私はいつの間にか,感動の涙を流しながら,海の背中を客席から見つめていた。




そして…気付いてしまったんだ。


私…海が好き。


幼馴染みで,年下にしか思えなかった…

アイツが好き。







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