狂愛
「お前を監禁したい」
「ありゃりゃ。それは犯罪になっちゃうよ」
「俺の腕の中に閉じ込めて、めちゃめちゃに犯しまくりたい」
「それも犯罪だね」
「お前の泣いてよがる姿が好きだ」
「1つ分かったことがある。アンタの頭はトチ狂ってる」
「でもたまには甘やかして、笑っててほしい」
「そんなん言ってももう遅いよ。アンタが変態ということは覆ることはない」
「俺がいないと生きていけなくして、俺しか見えないようにしたい」
「視野を狭めろってか」
「一生俺だけを求めていてほしい」
「それは無理だね。ジュース飲みたい。ケーキ食べたい」
「狂うほどにお前しか見えてない」
「………なぜ普通に好きだといえないのか」
「おい。真面目に聞け」
「…わたしも狂うほどに大好きです」
「………」
「どうしたの?」
「不意打ちか…」
「……っっ、ちょっ!なにしてっっ!!どこ触ってんの!!」
「俺をその気にさせたお前が悪い」
「……もう絶対いってやんない」
「それは俺が狂ってしまうなぁ」
「うぅ。おもしろがってるでしょ」
「………」
「いいよ。くれば?ばか」
「素直じゃねーな」
「うっっさい。アンタもね!!」
「………愛してる」
「わたしも愛してる」