狂愛




ーーガクン


突然体全体の力が抜け、意識が朦朧とした。





「……へ?な、んで……」





言葉をうまく発せない。





「はははははははっ!!」





甲高い高笑いが背後から私の耳に届き、言うことをきかない体にムチを打って、後ろを振り返った。



すると彼が、にたりと艶かしい笑顔で笑っていたのだったーー。





「……と、もき……??……いったい……、、」



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