××したいくらい、好き。
***
結局、あのメイド服もかいとくんが購入しようとしていたけれど。
私が泣きながら拒否したらしぶしぶ諦めてくれました。
「絆奈を泣かせた僕は切腹するべきなのに…それを許してくれるなんてさすが僕の天使……」
さっきから何度目ですか、その台詞は……。
苦笑いをこぼして、私はふうと息を吐いた。
「買い物、一通り終わったね」
「ん、そうだね」
なんだろ、なんか、さみしいなんて思っちゃってる。
手は変わらず繋がれたままなのに。
もう少ししたらこの手、離さなきゃいけないんだな、なんて。
私、かいとくんの彼女でもなんでもないのに。
ふと、かいとくんを見る。
かいとくんは、まっすぐ前を見ていた。
その横顔は、こうして改めて見ると、ちょっとかっこいいな~なんて。
「どしたの? やっと僕に惚れた?」
「ちがっ…!!」
ふとかいとくんと目が合って。
私は、慌てて目をそらした。
結局、あのメイド服もかいとくんが購入しようとしていたけれど。
私が泣きながら拒否したらしぶしぶ諦めてくれました。
「絆奈を泣かせた僕は切腹するべきなのに…それを許してくれるなんてさすが僕の天使……」
さっきから何度目ですか、その台詞は……。
苦笑いをこぼして、私はふうと息を吐いた。
「買い物、一通り終わったね」
「ん、そうだね」
なんだろ、なんか、さみしいなんて思っちゃってる。
手は変わらず繋がれたままなのに。
もう少ししたらこの手、離さなきゃいけないんだな、なんて。
私、かいとくんの彼女でもなんでもないのに。
ふと、かいとくんを見る。
かいとくんは、まっすぐ前を見ていた。
その横顔は、こうして改めて見ると、ちょっとかっこいいな~なんて。
「どしたの? やっと僕に惚れた?」
「ちがっ…!!」
ふとかいとくんと目が合って。
私は、慌てて目をそらした。