××したいくらい、好き。
……ん!?
「ええっ!?」
私は、声のした方を勢いよく見ると、少々むすっとした表情の唯一の私の友達がいた。
「何よ、私の呼びかけには一切反応せず、『海音君』の名前だとずいぶん俊敏な反応じゃない?きず」
「な、なっちゃん……」
たらりと冷や汗が一筋流れた。
今は、昼休みの時間。
なっちゃんと、屋上でご飯をたべておりました。
教室だと、かいとくんやかいとくんやたまに須田さんと、少々せわしないので。
「やっぱり、買い出しで海音君となにかあったんじゃないの?」
「え…っとお……」
「きず、私に嘘なんて通じると思わない方が良いよ? あんたの嘘なんて、すぐわかっちゃうんだから!!」
以前、なっちゃんに「それは病気だよ」と言われたことを思い出した。
そして、その病気を全力でサポートするとも言ってくれたことも。
「………あのね、なっちゃん」
なっちゃんに相談したら、わかるかな…?