××したいくらい、好き。
*絆奈side*
かいとくん…どこだろう……。
学校に着いた私は、校舎の中をずっと探し回っていた。
最初に教室に行ったら、橘君と一条君がいて。
「バカイトならもぬけの殻みたいになってフラフラどっかた行ったよ?」
「さっきまではここにいたんだがなあ…」
なんて言っていて。
もう!なんで引き止めててくれないの~!
早く見つけて、謝らなきゃ…。
半泣きになりながらかいとくんの行きそうな場所を探していたとき。
もぬけの殻みたいにって、橘君が言ってたよね……。
『絆奈に嫌われた僕はもう、死ぬしか…』
なんて言って屋上から飛び降りる気じゃ…!?
「大変!! 早く屋上に向かわないと!!」
屋上に向かって走り出し、この角を曲がれば屋上に行くための階段が見えると言うところで。