××したいくらい、好き。

「会いたかった、絆奈…僕の絆奈」

「っ」


かいとくんは、反対の手で私の体をぐっと抱きしめた。

あったかい、かいとくんのぬくもり。


「かいとくん、ごめんなさい……」

「え?」


少し体を離して、かいとくんを見る。


「私、自分で勝手に勘違いして、かいとくんにひどいこと言った…」


そう。

自分のことしか考えない身勝手な行動が、かいとくんを傷つけた。


「かいとくんの気持ち、考えな、いで……っ、踏みに、じるようなこと…っ!!」


泣きすぎて、うまく話すことができなくて。
だけど、ちゃんと伝えなきゃいけない。

ちゃんと謝ってそれで、自分の気持ちを伝えなきゃ。


「本当に…ごめんなさい……っ!!」


だってそのために、私はあなたを探してた。



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