××したいくらい、好き。
ここここ、これが…
世の人がいう……恋人!? カップル!? カレカノ!?
じ、人生初の彼氏が…まさかかいとくんになるなんて……!!
「……」
恥ずかしくて、でもうれしくて。
不思議な気持ち。
私は、下を向いてこくりと、静かにうなずいた。
「絆奈は僕だけの絆奈だよ」
そんな私の頭を優しくなでながら、かいとくんは「だけど…」と続けた。
「だけど…?」
その続きが気になって、なんだか不安になって、ふとかいとくんを見れば。
「僕は、絆奈だけの僕だよ」
「………っ」
そっと手の平に唇を当てられる。
そのまま、熱を帯びたかいとくんの唇は、私の手の平から手首、腕……と、少しずつ移動する。