××したいくらい、好き。

「か、かいとく…!!」


かいとくんは機嫌よさげに、すりすりとほほを摺り寄せてきた。

きゃあああ、なっちゃんの前で、こんなこと…っ!!


「あ、はじめまして、絆奈の友達Aさん」

「は、はじめまして…???」


かいとくんは、なっちゃんにはじめましてとあいさつした。
そんな、はじめましてなんかじゃないはずなのに!!


「絆奈の彼氏になりました、暁 海音です」


ぺろりと舌を出して笑ったかいとくん。

なっちゃんはそんな彼を見て顔を赤くした。


「えええ!? ちょ、きず!! 聞いてない!! どういうことか詳しく説明して!!」

「ふおおおお…」


襟をつかまれ、ぐわんぐわんと降られる。

あああ、世界が回るうう~……


< 163 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop