好きですか? いいえ・・・。
私は落合くんのその言葉を聞いて、思わず涙がこぼれた。大粒の涙が、布団にポタポタと落ちて、染みていく。
「財満さん、なんで泣いてるの?」
「……だって、私、こんなにいい人にこんなにも愛されてて、それに何もできない、答えてあげられない自分が悔しくて……。ごめんね、本当に……ごめんなさい……。」
「いいんだよ。」落合くんは私にそっと近づいて来て、頭を撫でてくれた。
「いいんだよ、泣かなくて。財満さんが幸せになったら、オレも幸せなんだ。本当だよ? そのために頑張ることも楽しい。オレ、最近毎日楽しいんだ! 青春ってこういうジャンルもアリだよな?」
そう言って、笑顔で、私の頭を優しく撫でてくれる。私はそんな落合くんの優しさの中で、思わず胸の中に飛び込んで泣いてしまった。すると、落合くんは私の胸をむにゅっと掴んだ。貧相な私の胸をむにゅっと……。
「……って、ええー!? ちょ、何するの!?」
私はガバッと落合くんから離れた。
「胸揉んだんだよ。」
「え? いや、うん……。なんで?」
落合くんは顎に手を当て、渋い顔をした。
「……そこに胸があったから、かな?」
落合くんの顔面にグーパンチ。