永遠に
「短っっ」
あたしは短パンがぎりぎりまで見えない、微妙なところでスカートの丈を設定した。

「これくらい,行こーよ★」
「いっちゃうかー☆」

本当にあたしたちは誰の目も気にしないで“通学路”とやらをひたすら歩いていった。


━学校につくやいなやスカート丈を先生にしょっぱなから注意された。

…それはさておき,
クラス表が張り出されている。
期待はしていないが一応一緒のクラスになれることをさり気なく祈っていたりするあたしは,恐る恐る表を見た。


「あたし4組だわ。」
蘭はどうやら4組らしい。

あたしの名前はない。

離れた…
最初から期待はしていなかったがやっぱり残念であった。


気を取り直して自分の名前を探してみた。


「…2組。」

2組7番。
あたしの出席番号。

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