恋、始めました。


気づいたら朝になってて




今日は彼が迎えにきてくれていた。




「おはよ。」




「おい、ハル。なんだよその顔。」




「え?」




「いつもの気合い入ったメイクしてないんだ。」




昨日のあんたの言葉が気になってまともに寝れなかったんだよ!!






なんて、まぁ、言えるはずもなく




「あぁ、好きな韓ドラを朝まで見てたからね、寝不足なんだよ。ははっ〜。」





「そっちの方がいい。」




「えー?」




振り返って彼を見る。




「そっちの方がハルらしいよ。ケバケバするより可愛い。」




思わずドキッとする。




"可愛い"なんて。




調子狂うよ。アキ...。
< 9 / 23 >

この作品をシェア

pagetop