つぎの春には…
エピローグ


俺の癌は再発することもなく5年の月日が経とうとしていた



「パパーはやくー」



陸(りく)と名付けた赤ん坊はすくすくと育ち末っ子の特権で家族みんなに甘やかされている



あの川沿いの桜並木を栞と陸と3人で歩く






来年も



再来年も



その次も



ここに来よう













fin
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