後輩なんて本気になりません!
「マジ?1度も見ないままだったぁ」
「そう?会ったでしょ?
迎えに来たじゃん
昔の話だけどさ」
2年前だったか 彩乃と飲んでたら
迎えに来てくれたと思うけど。。。
「忘れたわよぉ
それにマジマジと見てないし
飲んでたから全く記憶ございません」
「そっか 彩乃はツイッターとか
しないからね
あたし結構 投稿してたから
でも顔はスタンプとかで隠してたけどね」
彩乃は機械オンチで
携帯なんて通話とメールが
できればそれでいいって
つい最近までガラケイだった。
「ツイッターねぇ
始めようかと思ってるんだ
インスタとかすると
他のママさんとかと繋がれるじゃん
彼が勧めてくれるからやろうかと
思ってる!」
「やっとかぁ〜
あれだけあたしが勧めてたのに
あたしはいいわ!って言ってたのに
彼に言われるとやるんだ」
「育児とかで相談とかできるじゃん
と思ってね
そーでもなければやらないよ
めんどくさい」
「そーか」
「始めたら陽菜の投稿も見れるよね?
そこでその彼を見よっ!」
「見なくていいよ
そろそろ削除しなきゃと思ってるけど
思い出だと思ったら
消すに消せなくてね ズルズルと
あはは 笑っちゃう」
「消さないと言うことはまだ好き?」
「もう好きじゃないな
最低ヤツだったからね」
「最低な?でも好きだったんでしょう?
昔の恋のやり直しだとか何とか
言ってたじゃん」
「よく覚えてるねぇ
でも最後はほかに好きな人が出来たから
ごめん!って バカにしてんのか?
って思うよ 思い出しただけでも
腹が立つ!」
「意外とあっさり?」
「うん 不思議なくらいね
始めは落ち込んでたけど
周りのみんなに助けられて
今では全く!」
「なら良かった
陽菜ならすぐにいい人できるよ
あたしが太鼓判押すから」
「あ〜どーも」
と笑った。