後輩なんて本気になりません!
「陽菜!あんたひどいねぇ
矢口が心配して声かけたのに
ほっといて!は無くない?」
「あ・・・見てた?
後で謝っておく」
「また何かあった?」
「あたしの友人
あっ元カレの彼女からの
呼び出し!しかも今日!」
「あちゃ!
それはそれはどーも」
「避けては通れない問題だもんね
早かれ遅かれ この日は来るんだから
なんて言われるんだろ?
あたしはどー返せばいいんだろ?」
「でもさ 陽菜が
悪いわけじゃないんだから
堂々として居ればいいじゃん」
「そーだよね!そーだよ!
あたしが小さくなることないよね!」
ホントだよ!
悩んでるあたしバカじゃん。
「えっ?今ごろ気づいた?」
「うーん 」
「反対にあんたが異議申し立てしても
いいと思うよ」
「マジでね
なんか気分良くなって来たわ」
「単純!」
そーね単純だね
あたしって。
「さっきはごめんね」と
龍馬を捕まえて謝った。
「やめてくださいよぉ〜
嵐でも起こさせるつもりですか?」
「嵐?」
「陽菜先輩からわざわざ
謝ってくるなんて
珍しいじゃないですか」
「失礼ね!
あたしだって自分に非があったら
謝りますっ!」
「そーっすかぁ?」
「あんたね!
うーんもういいわ
とりあえずごめん」
「許しません!
オレ傷ついてるんですから
飯ぐらい一緒に行ってくれないと
立ち直れません!」
「はい?なにそれ
ウケる!!!」
「ああ 心が痛い痛い
心配してあげたのに
暴言吐かれて オレのか弱い心は
ズタズタっす」
暴言って・・・
ただほっといて!と言っただけなのに。
「そんなにか弱かったっけ?
あんたの心臓」
「はい!チキンハートなんで」
「ふざけてる!」
「飯決定ですね
よろしくお願いしまーす」