後輩なんて本気になりません!


すぐ近くが飲み屋街
「ここいいお店なんですよ
ここのおねーさんたち
めっちゃ綺麗ですし
スタイルいいし話も面白いし」
と龍馬が薦める
なっちゃんと言うお店に行くことになった。


「ふーん綺麗なおねーさんね
龍馬もそんな店に出入りするんだ」


「たまにですよ
でも 勘違いしないでくださいね」


「勘違い?」


「まぁまぁ行ってからのお楽しみ」


勘違いって何?
そのおねーちゃんのことを
気に入ってると思って欲しくないって?
あたしがヤキモチでも妬くと?
・・・違うか???


「いらっしゃいませー」
いきなりのママさんのお出迎え。


えっ???
まさか???
男?


周りを確認したらみんな男ばかり
そうここはオカマバーだった。


「先に言っておきますけど
それ系の趣味はありませんから
勘違いしないでくださいね」


そうは言われてもちょい
引いてしまう。


龍馬がオカマバー?


「りょーま!!!」
後ろから 超可愛いオカマに抱きつかれた。


「おい!やめろ!」
すぐに龍馬は振り払ったけど。


そんなに常連?


「もー!やめろよ!
もう来ねーからな
ふざけんなよ!」


「ごめーん
あっ!彼女?」手を胸の前でパッと広げ
びっくりした感じだけど
やけに動作が大げさ。


「あ・・・いえ」
あたしは圧倒されてあ・・・いえとしか
答えられなかった。


「隆 調子乗るな!」


「隆?」


「こいつ幼馴染でさ
顔が女系で綺麗だから街で
スカウトされたんだよ
それでちょい金が必要だからって
ここでバイトしてるわけ」


「お金のために頑張ってんだ
すごいですね」


「大型のバイクを買ったからね
支払いもあるし
別にこの仕事嫌じゃないしさ」










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