後輩なんて本気になりません!
「それはないよ 絶対ない!
もしそうだったとしたら
あたしが別れた後 用があってかけた時に
あんな態度取らないよね
思い出しただけでもムカつく!」
「気分直しに飲みな」
ほらほらとカクテルを勧められて
あたしも調子に乗って飲む。
その横で龍馬も飲んでいた。
「話変わってさ
先輩さんは龍馬のことどう思ってるわけ?」
「聞くな!答えはわかってるから」
龍馬が言うのとあたしが
「後輩」と言うのとがほぼ同時。
「ほらね!」
「これっぽっちも龍馬に対して
気持ちはないの?」
「冗談だしこの人いつもこれよ」
「お前な!
ここはビシッとオレについて来い!
的に言えよな」
「そんな容姿の隆に言われても
説得力ないし」
「お前な!今に見てろ
倍返しだ!」
2人のやりとりに笑いが出る。
「やばっ・・・飲みすぎた
熱い!!!」
「先輩もう飲むのやめてください」
「ケチ!」
「面倒見れませんからね」
「いいよ ほっといても
あやさんと飲むから
龍馬は帰っていいよ
あっあやさんじゃないか
隆さんと飲む!」
「もー!!!怒りますよ!
いい加減にしてください」
「はぁ?なんで怒られるわけ?
ねぇ!隆さん意味不明よね?」
「オレは何ともいえないなぁ」
「もう一杯だけですよ」
その頃にはあたしの意識は朦朧としていた。
前に一度酔っ払ったことがある
あたしは酔うと爆睡するタイプのようだ。
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「陽菜・・・愛してる
陽菜は?」
ギュッと強く抱きしめられ
とても心地よくて
暖かくて。。。
「あたしも好きよ」
「本当に?」
「うん!だから離さないでね
ずっと捕まえててね」
「当たり前だよ」
そんな夢をみていた。
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