後輩なんて本気になりません！

恵には本当のことを
報告しておかなきゃ
そう思って「実はね！龍馬と
しちゃたみたいなの」
と言った。


「したみたいなのって
他人事？覚えてないの？」


「うん 全然記憶にないの
だけどさ龍馬と
やっちゃったみたい」


「はい？2人もと意識なくて
朝起きたらびっくり！？的な？」


「ううん あたしだけ酔っ払って
意識なくて龍馬に迫ったみたい」


「ウケるんだけどぉ！！！
襲うか？普通！」


恵の笑いは止まらない。


「そりゃ 好きな相手に迫られると
拒否るとかしないよねぇ
それにあんたも龍馬のこと
良いと思うから酔ってても自然と
襲うくらいだったんじゃない？
あはは もうこの際
付き合いな！責任とってさ」


「そんな 責任とか・・・
あっ！でも さっき見たでしょ
なんだかんだって
丸井さんとご飯とか行ったりしてるし
あたしに本気じゃないと思うよ
だから変によそよそしくしなくて
普通にしていよう！と思って」


「ふーん普通ね
普通の顔じゃなかったけどね」


「普通です！」


少し力が入る
それをみてまた笑う恵。


「あっ！良いこと教えてあげようか？
丸井さんと2人で行ったんじゃないよ
その他大勢とご飯行ったみ・た・い」


2人じゃないのか。。。


「安心した？ねっ！安心したでしょ？」


恵はあたしの心の中が読めるのか？


「別に！」


「ふふっ」


「もぉ！意味有り気に笑わないでよ」


「安心してるところに１つ忠告
丸井さんは矢口のことを
気に入ってるらしい
矢口の気が変わらないうちに
あんたも気持ちを伝えることね」


あの丸井さんが？？？
そーなのか
丸井さんも龍馬より１つ年上だよね？
年上キラーか？
えっ？それってあたし
龍馬のことを好きだと認めてんじゃん。