後輩なんて本気になりません!
会社から近く
人数もそこそこ入れる
しかもおしゃれな店。
恵の勘は
【ダイニングバーHIKARU】
違ってたら仕方ないって。
どうせ追いかけるつもりもないし
居た時の対応も考えてないあたしは
どうでもよかった。
相手に気持ちを伝える前に
恋を終わらせることが
今後龍馬との関係も
複雑にならなくて
今のまま 気まずくならず
時にバカを言いながら
過ごせるからそれでいい
そう思って居た。
それより恵と一杯飲んで
気分を整えたかっただけ。
なのに・・・
意外な人物と会うとは・・・。
HIKARUに入って席についたものの
周りを見渡しても龍馬たちの
姿はなく あたしとしては
安心していた。
「あたしの勘はハズレか」
「ですねっ!恵さん!
まぁ ご飯食べにきたという事で
さっさと注文して食べよっ」
女2人で来るにはもったいないくらいの
とてもおしゃれなお店。
「ねぇ!矢口のことさぁ」
龍馬のことを言い出す恵に
「今は龍馬のことを言うのやめて!
せっかくこんないい所で
美味しいものを食べようとしてるのに
マズくなるでしょ」
とその話を切るあたし。
「サラダバー取ってこよ」
「あぁそーね」
サラダバーコーナーへと
2人で行った・・・その時だった。