後輩なんて本気になりません!
『えっ?マジで先輩?』
「ごめんねぇ 丸井さんと
仲良くしてるところお邪魔して」
『はぁ?』
「スピーカーでずっと聴いてた」
『えっ?本当に?
おい!隆!何してんの?』
「大丈夫よ 聞いたこと
誰にも言わないから」
『そんなことより どうして先輩が
1人でそんなところにいるんですか?』
「あたしだって
色々あるの!」
『あんまり飲みすぎない方がいいですよ』
「言われなくてもわかってます!
また意識なくして今度は
隆さんを襲っちゃったりしてね
あははぁ」
『バカじゃないんですか?』
バカ。。。
バカと言われた。
「丸井さん待たせてるんでしょ
じゃあね」
隆さんの携帯なのに
勝手にあたしが切った。
勝手に切っちゃってごめんと
隆さんに謝ると隆さんは
「やっぱり可愛い」と
笑っていた。
「陽菜さんって
龍馬のことすきでしょ?」
「はぁ?何を根拠に?」
「いいなぁ〜龍馬って
こんなに可愛い人に好かれてさ」
「違うって!
それに聞いたでしょ?
龍馬は丸井さんって言う
超可愛い人と付き合ってんの!」
「まぁ そう言うことにしときますか」
「そう言うことにしておかなくても
そー言うことなの!」
「ますます 可愛いですね
龍馬の気持ちがよくわかります」
「龍馬の気持ち?」
「いえ 何でもないです」
「もー!あたし帰る!」
このままここに居たら
龍馬の方がすきだと白状しそう。
「1つ聞いていいですか?
今度はオレを襲うって
まさかだけど龍馬と?」
「そーみたい」
「そーみたいって 飲んだら
訳わかんなくなるタイプですか?
それとも相手が龍馬だったから?
わからないふり?」
「やめてください!」
「ごめん ごめん」