REAL


そしてあたしはスカウティングを準備している先輩に代わります。と言ったら試合に出てたからいいと言われた。

「そっ!そうだよ。疲れてるんだから休みなょ。」

彩が言った。

「ゥチが居たら気まずいもんね。」

尚更気まずそうな顔をした。

「すみません。先輩。やっぱりお願いします。居ないほうが良いみたいなんで。」

そう言ってあたしは体育館をでて体育館から1番遠い立入禁止の階段に行った。


ガキじゃん。

馬鹿みたい。


止められなかった。


あたしは大きな溜め息を吐いた。
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