REAL


多分トイレに行くとか言って此処に来てると思ったから早く戻ったほうが良いんじゃないかと言ったら特に慌てた様子もなくそうだな、と言って戻っていた。

が、

足音がいきなり止まった。


馬鹿だなぁ‥‥‥本当。
まだ1人で居たかったけどしょうがなく立ち上がった。


「なにやってんの。」

「わあぁあぁ!!!!」

ソウが隠れているであろう通路に裏側から行き予想通りあたしがいつ階段から戻ってくるか覗き込んでいたソウに声を掛けた。

なんでわかったんだょ。なんてバレたことが信じられないという感じだったのが可笑しかった。

「じゃっ、ウチ先に戻ろ!!」
とあたしはソウを置いて小走りで体育館に戻った。
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