月光夜話:朧
龍司「くそぉっ、この蝙蝠野郎っ!あと少しで届かねぇっ!」
郁美「龍を司る者よ、月を貸そうか?」
龍司「は?今忙しいんだよ、何だって?」
郁美「今一度、月を貸そうか?」
龍司「おお、月でも何でも貸しやがれっ!」
郁美「―――承知」

SE:ビシャアアアァァァァーーーーーンッ(雷鳴)

龍司「くっ――――っ…今度は石かよ、一体どうしろって―――」
郁美「その珠こそ、貴様の龍とワシの契約の証。―――丹田より練った気で己が身に取り込むがよいっ!」

SE:キィィィィィーーーーーーーン(共鳴音)

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