月光夜話:朧
龍司「親父っ、すまねぇっ!百倍返しでいいから勘弁してくれっ!」
父親「ふっ、―――今回はツケにしておいてやろう…これからお前には魔物退治の行脚が待っているのだからな…」
龍司「いいっ?」
郁美「そういう事じゃな、ま、宜しく頼むぞ、龍使い」
龍司「え…?で、で、でも、俺学校とか部活とか――――」
父親「だから、言ったろ?学校には連絡してあるって。安心しろ、お前と郁美ちゃん、仲良く休学届けを提出済みだ」
龍司「まじかよ~~~~~」
郁美「ふふふ、ではワシは疲れたので寝るぞ。何せ千年ぶりの変化じゃったからな。
   龍司、次にワシが目覚めた時にはもう少し物分りか良くなっている事を願っておるぞ…」

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