『星が綺麗なあの場所で。』
莉沙が少し校内をうろついてると、誰も使ってないはずの3階の空き教室から声がした。
気になって覗いて見ると…
「優人、お前いつまで莉沙ちゃんに黙ってるつもりだよ!」
何かのことで翔真が優人に怒っている
私の名前出てた…?
何の話か気になりその場を離れられない
「うるさいな、お前には関係ないだろ」
「関係なくないだろ!?今日の文化祭にお前の言うとうりに莉沙ちゃんを呼んであげたのは俺だぞ!」
莉沙には何の話かさっぱり分からなかったが自分のことを話しているのは気付いた。
「だから放課後にほんとのことを話すって言ってんだろ。」
「ちゃんと莉沙ちゃんに言わなかったらお前とは絶交だからな!?」
……ガラガラッ
教室の扉が開いたことに優人と翔真が驚く
2人の目に写ったのは涙目になりながら開いた扉の先に立っていた莉沙だった。
莉沙は2人が自分のことで喧嘩をしていると思うといてもたってもいられずに、つい扉を開けてしまった。
「なんで2人が喧嘩してるの…?」