お兄ちゃん…

「えへへ…
お兄ちゃんの唇柔らかいね?
熱いね…」

と妹の言葉とファーストキスを
妹に奪われた俺は

「うおっ…わ…悪い!!
ってか何でお前…」

と情けない声を出し
何とか冷静さを取り戻すために
そう言った。

「お兄ちゃん中々起きないから
悪戯しよって思ったの」

とドヤ顔で言う妹。

「そ…そっか…悪かったな…」
と時計に視線を移すと
もう19時になろうとしていた。

「私のファストキス…
お兄ちゃんに取られちゃった」

と唇に手を当て微笑み妹は
部屋を出ていった。
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