貴方ことが好きです････泡沫の桜

学校終わり ～8月～ 出口を探して月を探す

　学校が終わり中村は部活、僕はというと帰宅部。
多分こないだ早く運転手さんが来てたから帰宅部なはず。こないだは、後ろ校門、当たりだよな･･･。うーんどこから探そう。なにぶん、校舎は普通コースクラスと進学コースクラスが違うからデカイ。帰る道もエリートコースがお忍びで通るので校門も色んな所にある。多分俺の知らない所にも･･･

　正面はなし･西口･南口･東口大きい校門は無しだろうってなると。後は校舎の周りをグルグルするしかないかぁー。少し体力作りの為さがすぞーー！
　ここにあって･･･車はないし、ここにも･････
　

　ハァーハァーハァー、全部見つけたけどありすぎでしょ。その前に車が見つからなきゃ場所分からないし･･･
　月出ちゃってるよもう、今日は帰らないと･･･。
　トントン、肩を叩く音がしたけどお化けとかじゃないよなお化けとか無理だしヤバい。怖い
もうダッシュすればこないか･･･。金縛りになってるよ（泣）
　｢貴方なんでこんな所にいるの？誰か待ってるならもう皆、下校してるわよ。｣
佐藤｢ふぇっ｣変な声が漏れてしまった･･･後ろを振り向くと数ヶ月ぶりの海の顔があった
佐藤｢僕はただ君を捜してただけ｣
海｢ストーカーさんみたいな発言ね。うっふふ
佐藤｢いや、そうじゃなくて君に会えないから、その･･･一歩前に踏み込んでみたくなったけど、全然居場所、分からなくて捜し回って｣んっ海がまた、人差し指を口に当ててシーのポウズをした。